「店長って、社員じゃなくてもできるんですか?」
最近、そう聞かれることが増えました。
実は私、雇用されていません。業務委託店長という立場で、個人事業主として飲食店を任されています。
今回は、この働き方のリアルなメリット・デメリット、そして向いている人の特徴まで、当事者として本音で書きます。
業務委託店長とは?
会社に雇用されるのではなく、個人事業主として店舗の運営を任される形態です。
- 雇用契約ではない — 給料をもらう立場ではなく、自分で事業を行う
- フランチャイズとも違う — 自分で開業するのではなく、既存の店舗を運営する
- 収入は「売上 − 経費」 — 残った分がそのまま自分の報酬
「雇われているように見えて、雇われていない」。この中途半端さが、良くも悪くもこの働き方のすべてです。
メリット:裁量と青天井
- 自由度が高い — 営業方針も、休憩の取り方も、自分で決められる
- 収入アップの可能性 — 売上が伸びれば、その分だけ報酬も増える
- 経営スキルが身につく — 数字管理や人材育成を、座学ではなく実践で学べる
特に3つ目は大きい。毎月の数字に自分の生活がかかっているので、嫌でも経営感覚が鍛えられます。
デメリット:全部、自分持ち
- 収入が不安定 — 売上が下がると、収入も一気に減る
- 経費リスク — 国民健康保険も年金も税金も、全部自分で払う
- 労働時間が長くなりがち — 人員不足の時期は、穴を埋めるのは自分
会社員なら給料から天引きされて終わりの保険料や税金が、まとまった金額で請求される。この感覚は、なってみないと分かりません。
向いている人
- 自分の裁量で働きたい人
- 数字管理や人材育成が得意な人
- 体力的にも精神的にもタフな人
逆に「安定した給料が毎月入ってこないと不安で眠れない」タイプには、正直おすすめしません。
実際の一日
私の場合、昼は早めに休憩を取ってゆっくりし、夜は全力で回して、閉店作業はアルバイトに任せています。
現場だけではありません。バイトの給与計算や振込、確定申告といった経営者側の事務仕事も全部自分でやります。
本部からのサポートはあります。それでも、最終的な責任は自分。だからこそ、やりがいと緊張感の両方があります。
本音のところ
業務委託店長は、自分の裁量で動きたい人には魅力的な働き方です。ただし安定性はない。収入の波に耐えられるメンタルと、数字を見る習慣は必須です。
私はこの立場だからこそ、節税や固定費の見直しに本気になれました。守ってくれる会社がない分、自分の頭で守るしかないからです。
興味がある人は、いきなり飛び込まず、まず業界の人に話を聞いて現場を見ることをおすすめします。私もこのブログで、リアルな数字や日々の試行錯誤をこれからも書いていきます。